「D言葉」って?職場の雰囲気や評価を左右する言葉づかいとは
「D言葉」って聞いたことはありますか?もしかすると、あなたも無意識のうちに使っているかもしれないD言葉。職場の雰囲気がなんだかぎすぎすしている、仕事では評価されているのになぜだか昇進しないなど、そんな悩みの裏には、D言葉が潜んでいるかもしれません。
「D言葉」とは?
無意識の否定や冷たい言葉
D言葉とは、相手を否定したり、冷たく聞こえたりする言葉のこと全体を指します。たとえば「それ意味あるの?」「普通は〇〇くらいできるよね」といったフレーズは、言った本人に悪気がなかったとしても受け手には攻撃的と感じられることがあります。
仕事の評価は成果だけではないことが多い
職場では業績や成果だけでなく、あなたが周囲の人とどう関われるのか、という点も評価のポイントとなります。D言葉が多いと、協調性がないとみなされ、リーダーなどを任せてもらえないことも。昇進や評価のチャンスを逃すことも増えることになります。
無意識的な言葉こそ注意が必要
D言葉の厄介な点は、使っている本人に悪気はないということ。性格や長年の癖が影響しているので、自分では気づかないうちに周囲との関係を悪化させてしまっている可能性があるのです。
D言葉を減らすためには?
言葉選びを変えるだけで印象は激変
D言葉の特徴である「否定」を「提案」の形に言い換えるだけで、印象は大きく変わってきます。例えば「それ違う」を「こういうふうにすればもっと良くなるかも」など、伝え方を変えるだけでも、受け取り方は大きく変わってきますよね。
感情に任せずまずは一呼吸
繁忙期や時間がないときにはイライラしてつい強い口調になっていまいがち。そんなときは、一呼吸おいて一瞬考えるだけでもD言葉は減らすことができます。頭に浮かんだ言葉をそのまま口に出すのではなく、受け取り手の立場に立って、言葉を吟味するのも大切なことです。
周りからのD言葉が辛いなら転職も
もしあなた自身ではなく、周囲にD言葉を向けてくる人が多い職場なのであれば思い切って環境を変えるというのも選択肢のひとつ。会社の体制等によっては、D言葉が蔓延していてもそれがあたりまえの雰囲気になっている場合もあるかもしれません。そんなときは、自分に合った職場を新しく探し、より良い人間関係を築くということを目標にした方がいいのかもしれません。
D言葉は、知らず知らずのうちに信頼を損なってしまう言葉づかいの癖です。少しの工夫で、職場での評価や人間関係が大きく変わるきっかけになるかもしれません。また、周囲のD言葉に悩んでいるなら、その場を離れて新しい環境でキャリアアップを目指すことも一つの方法です。あなたにあった働き方を見つけてみてくださいね。