こんにちは!
アシストエンジニアリングです
入社から1か月後の5月ごろに心身の不調をきたす「5月病」はよく知られた不調の1つ。
しかし最近では5月病にならんで6月病になる人が増えています
この記事では6月病とはなにか、5月病とのちがい、そして6月病になってしまったときの対策をご紹介します
6月病とは
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6月病とは、4月から新しい環境で仕事が始まり、2か月間、緊張とストレスが続いたあと、6月に心と身体の不調を感じる症状のことをいいます
6月病は、医学的に正式に認められている病名ではありませんが、5月病と同じく、最近では社会的に広く認知されつつある症状です。
一般的には新入社員に多く見られますが、この春異動や転職で環境が大きく変化した人ならだれでも起こりうる症状といえます。
6月病の原因は、大きく3つあげられます。
1.心と体に溜まっている疲れ
新年度が始まってから毎日、業務や人間関係などで知らず知らずのうちにストレスが蓄積しています。
新しい環境に慣れようと必死なこの時期は、自分自身にどれほどのストレスがかかっているかを把握する余裕すらありません
そしてやっと一息つける6月に入ると、それまでにたまった疲労が一気に表面化します。
特に、4月や5月の繁忙期を乗り越えたあと、気持ちが緩むと同時に身体が悲鳴を上げることが多いです。
この時期に無理を続けると、体調不良や精神的な落ち込みを招くことがあり、結果的に6月病となってしまうのです
2.仕事における精神的なプレッシャー
新年度が始まると、新しいプロジェクトや役割、責任が増え、それに伴う期待やプレッシャーも大きくなります。
特に、新入社員や異動により新しい部署に配属になった人は、上司や同僚からの評価や成果を無意識のうちに意識しすぎてしまい、自分自身に対するプレッシャーが増加します。
このような状態がある程度続くと、6月病として現れることが多いのです
3.責任感の強さ・思い詰めがちな性格
責任感が強い人は、仕事に対して常に高い目標を持ち、完璧を求める傾向があります
このような性格は良い面である一方、失敗やミスを許せず、「なんでこんなこともできないんだ」と自分自身を思い詰める傾向にあります。
6月になると、これらの精神的負担が一気に表面化し、6月病の症状として現れることがあるのです。
5月病と6月病のちがい
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5月病と6月病は、どちらも適応障害の一つとして考えられるため、6月病は少し遅れて現れた5月病のように思われますが、実はその性質は少し異なります。
5月病とは、4月からの新しい環境に慣れようと頑張りすぎてしまい、ゴールデンウィーク明け頃から起こる心身の不調のことです。
その特徴は5月頃に突然現れ、6月に入るころにはおさまるのが一般的で、急性の適応障害といえます
一方で6月病は、4月からの環境変化が原因であることは同じですが、我慢に我慢を重ね、耐えきれなくなって出てくるのが特徴。
つまり、6月病は「5月病をこじらせた状態」ともいえ、改善と悪化を繰り返しながら慢性的な経過をたどる傾向があります
特に、症状が長引き日常生活に支障をきたすようになると、うつ病に進行するリスクが高まるのです
6月病おもな症状
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【身体的症状】
不眠または眠りが浅くなる
食欲がなくなるまたは過食
朝から身体がだるい
めまい
吐き気
頭痛
【精神的症状】
気分が落ち込む
イライラする
あせってしまう
やる気が出ない
集中力の低下
好きなことも楽しめない
6月病を改善するには
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1.たっぷり睡眠をとる
睡眠はいうまでもなく健康の基本
十分な睡眠は、心身の疲れを癒し、ストレスを軽減する効果があります。
ここで睡眠の量とともに気をつけたいのがその「質」。
睡眠の質を高めるためには、就寝の2時間ほど前に入浴する、寝る1時間前からスマホの使用を避ける、寝る前に軽いストレッチをするなどが効果的です
また毎日同じ時間に寝起きする習慣も有効です。
人間の体は約24時間のリズムに従って動いており、同じ時間に寝起きすることで、このリズムが整い、自然と眠気が訪れる時間や目覚める時間が一定になるのです
2.信頼できる人と話をする
6月病は、人に話すのが恥ずかしい、情けないと感じ、自分のなかでどうにかしようとしてしまいがち。
でもそれではかえって症状が悪化する可能性が高まります。
まずは信頼できる人にあなたの思いを打ち明けてみましょう
人は話を聞いてもらうだけで気持ちを整理しやすくなり、心の負担が軽減され、ストレスホルモンの分泌が減少することがわかっています。
また、他人の視点やアドバイスを聞くことで、新たな解決策や気づきを得ることができるかもしれません
「でも話せる相手なんていないよ」
という方は、思いを紙に書き出してみましょう。
自分の感情を紙に書き出すことでも人に話すのと同じような効果が得られることもわかっています
3.軽い運動をする
運動は心身のリフレッシュに役立ち、ストレスを軽減する効果があります
特にウォーキングやジョギング、ヨガなどの軽い運動は、心拍数を上げることで、気分を高めるホルモンであるエンドルフィンの分泌を促進します。
これにより、気分が自然と明るくなり、ストレスが軽減されるのです。
また、定期的な運動は睡眠の質を向上させる効果もあります
体を動かすことで日中の活動量が増え、夜に深い眠りにつきやすくなります。
さらに、運動は血流をよくし、体の疲れを取る助けにもなります。
「でも運動する時間なんてない」
そんなあなたは、日常生活のなかに少しの運動を取り入れる工夫をしてみましょう。
たとえば、通勤を車ではなく自転車にしてみる、昼休みに軽くストレッチをする、社内では積極的に階段を使うなどです。
大切なことは無理のない範囲で、毎日少しずつ運動を続けることです
以上、6月病について解説しました
6月病は、心身の疲労やストレスが積み重なった結果として現れることが多いですが、適切な対処を行うことで改善することができます。
まずは、自分の状態に気づき、無理をせずに休息を取りましょう
今回ご紹介した対策を実践することで、6月病の影響を最小限に抑え、前向きな気持ちで夏を迎える準備が整うはずです